30代で知っておきたいイケてるおじさんのファッションの考え方。どちらも持ちたい相手視点と自分視点。

外見を磨く

自分が40歳になったとき、イケてるおじさんになりたい!と思うと、何を着ればいいのかが大事なのは分かるが、どういう考え方で着るものを選べばいいのか分からない、と悩んだことはありませんか。

値段が高くても長く着られるいいものを選ぶべき、自分の個性を意識して選ぶべき、色の組み合わせはこうすべき……など、色々な切り口で議論が飛び交っていますよね。

私がファッションについて日々考え、勉強している中で、2つの答えを見つけることができました。

  • 相手視点:それを着ている自分を見ている相手が、どういう気持ちになるか。
  • 自分視点:着ているものではなく、「自分」がどう在りたいかを表現できているか。

この2つの視点を磨き続けることが、40歳になったときにイケてるおじさんになれるかどうかのポイントになると、私は思います。

この考え方に出会えたのは、BR CHANNEL というyoutubeのチャンネルがきっかけでした。

チャンネル内の動画を何本も見たのですが、講師の戸賀敬城さんと干場義雅さんのお話から、上記2つの視点が大事であると学びました。

イケてるおじさんは人想い。ファッションに現れる相手視点。

イケてるおじさんは常に相手のことを想いやることができます。それはファッションにおいても同じです。

服を身につけるのは自分ですが、その服を身につけている自分を見るのは相手ですよね。

イケてるおじさんは、相手がどのような気持ちでその場にいるのかを事前に想像し、相手が気持ちよくその時間を過ごせるように自分の服装を選び、変えることができます。

著書の中で戸賀さんは、

仕事で着る服は、「他人のために着るもの」といっても過言ではありません。

結果を出す男はなぜ「服」にこだわるのか? 集英社文庫

とおっしゃっていました。その通りだな、と共感しました。

例えば、結婚式に出席するとき、私は仕事着とは違うネクタイを身につけていくようにしています。

(本当はそれ用のスーツを仕立てたいのですが……)

これも相手目線の考え方の一つです。人生の晴れ舞台を祝福する場においては、いつもの職場にいるような格好よりも、明るいきれいな格好でいた方が、主役も喜ぶであろうと想像するからです。

一方で、目立ちすぎる「派手さ」は出しません。例えばライトグレーのスーツような、周囲と比べて明るく見えるような色を広い面積で着用しないようにしています。

主役よりも目立つことは考えられませんが、周囲のゲストと比べると明度に差があって目立ってしまうと思うからです。

今日会う予定の相手は、どんな気持ちで来るのだろう(固い?ビジネスライク?フランク?楽しく?……)、と想像して、その気持ちに配慮した服装をするように心がけましょう。

イケてるおじさんは自分を持っている。「●●さん素敵だね」と言われる自分視点。

相手視点の大切さと同様に大事なのが、自分視点です。矛盾したように聞こえますが、このバランスが難しくも重要であると私は思います。

干場さんがおっしゃっていた「その服素敵だね、ではなく、干場さん素敵だね」って言われたい、という言葉に私はとても共感しました。

干場さんは「ファッションを徹底的に無個性化し、それでも表現できているものが自分である」ともおっしゃっていました。これは奥深い、と感心させられた記憶があります。

ファッションで個性を表現しようとすると、「何を着るか」に目が行きがちですが、それ以前に「誰が着るか」によっても、印象は大きく変わります。

自分の服を着るのは自分であるため、必然的に「誰」は自分になりますが、その「自分」が「どういう人間であるか」は、日々の生き方で磨くことが可能です。

「高いものを着られる人ではなく、着ているものが高く見える人になりたい」、昔そんなことを思ったことがあるのを思い出しました。

これは就職活動でも同じことが言えるのではないかと思います。

私が仕事で面接官をしていても、リクルートスーツそのものには個性は感じられませんが、そのスーツを着ている「あなた」には個性を感じるものです。

単なる服装を超えた「自分がどう在るか」という内面的な話になりますが、自分のファッションをイケてるものにしていくためには、とても大事な視点であると思いました。

まとめ イケてるおじさんは、相手への配慮をもって自分という人間を表現する。

相手視点と自分視点、矛盾する二つの視点について私が学んだことを書いてきました。

結論、イケてるおじさんのファッションでは、「相手への配慮をもって、自分という人間を表現できる」ことが本質的に大事であると私は思いました。

トレンドや色、何を着るか、というのは顕在的な要素ではありますが、本質的な考え方は相手視点と自分視点の両立にあります。

戸賀さん、干場さん、貴重な考え方を発信していただき、ありがとうございます。とても勉強になっています。

私はまだまだスタートラインに立ったくらいの位置ですので、これからイケおじを目指して頑張ります。

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