余裕があって穏やかなイケおじでありたいと思う一方で、熱い思いも持っていたい。どうも、daibutsuです。
私、読書を習慣にして久しいのですが、最近、読む本のジャンルを広げました。
これまでは、スキルやノウハウを得るためのビジネス本が読書の大半であったのですが、自分の情緒を豊かにするために、マンガ・小説・エッセイなどを読み始めています。
ビジネス本が「スキルやノウハウを得ること」が目的であるのに対し、これらのジャンルは「読むことそのもの」が目的になっている、という違いがあると思います。
主に、夜に寝る前のリラックスタイムに読むのですが、ビジネス本と違って「何かをモノにしないといけない」という意識が働かないので、純粋に読書に浸れます。そして、人の人生や価値観・世界観に触れることで、自分の中から湧いてくるものもあり、情緒の成熟にもつながると感じております。
大げさにいうと、人間力が磨かれている、という感じでしょうか。
今回は、スポーツ系の書籍から3つ(2つが書籍・1つがマンガ)を紹介します。
もしあなたに、
- 読書で人間力を磨きたい。
- 余裕の中にも熱い思いを持ったイケおじになりたい。
という気持ちがあれば、参考になると思います。ぜひ読んでいってみてください!
怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ 森合正範 著/講談社
日本、世界のボクシング界で輝く井上尚弥選手についての本、と思いましたが、メインは井上尚弥選手と闘った選手へのインタビューから書かれたものです。
井上選手のことを、強いと知らずに対戦した人、強いと知っていながら挑戦をした人……記載されたそれぞれの選手の思いがリアルに描かれた本でした。
中でも、井上選手が強いと知っていながら、彼との対戦を避ける選手も多い中、あえてその戦いに挑んだ選手たちの話は、「挑戦」することへの勇気をくれます。
また、井上選手に敗れた選手に対してインタビューすることへの著者の心境も書かれており、「仕事」というものに対しての向き合い方も刺激になりました。
挑戦しよう、プロとして仕事をする人でいよう、そう思わせてくれる一冊です。
勝ちすぎた監督 駒大苫小牧 幻の 三連覇 中村計 著/集英社
北海道民である私、daibusuには、駒大苫小牧高校の夏の甲子園での躍進(2004年~2006年)は強烈な記憶として焼き付いています。北海道勢初の甲子園優勝ということで、全道が湧いたのはもちろんですが、当時、中学校の野球部に所属していたくらいの野球少年だった私は、なおさら強い感動を覚えました。個人的には、翌2007年の夏の甲子園での試合(私と同学年の選手たちが出場した大会)も、同じくらい記憶に残っています。
あれから、20年ほどの月日が流れたのですね。早い……。
たまたま書店で目に留まったのがこちらの本でした。
甲子園初優勝について、私の眼には、恥ずかしながらポジティブな要素しか見えていませんでした。
その裏にあった、苦労、苦悩、それを乗り越える熱い愛、これまで全く知らなかった事実が細かな取材によって書かれています。
「見る者」「応援する者」としての在り方、挑戦する人たちへの言葉や眼差しの向け方について、改めて考えさせられる一冊でした。
それを考え、行動・言動を磨いていくことが、人間力を磨くことにつながるのではないかと感じています。
何かの目標に向かって、愛をもって物事に向き合おうと思わせていただきました。
SLAMDUNK 井上雄彦 著/集英社
ここまで読んでくださったあなた、ありがとうございます。3つめにこれか、と思われたでしょう(笑)。
周囲の仲間たちに言うと驚かれるのですが、2024年時点で34歳になる私daibutsu、SLAMDUNKを読んだことがなかったんです。
みなさん一様に、「うそでしょ」というリアクションをされるのですが、本当です(笑)。
そういわれると、さすがに読みたいなー、と思いながら何年もの月日が流れていたのですが、この度34歳にして初めて、読みました!
全巻読んでみましたが、みなさんが読んだ方がいいと薦めるのが分かりましたね(笑)!本当に、すごく熱くなりました。
この年齢になって初めて読んだからこそ湧いてくる感情や想像があるのだなと思います。ピュアに「好き・嫌い」という感情も出てきましたが、仕事に当てはめてみたり、自分という個人の生き方に照らし合わせてみたり……色んなことが頭に駆け巡りながら、あっという間に読んでしまいました。
一つのことに「本気」で熱くなって取り組む、向き合う、行動する、ことが人の心に何かを届け、それが人間を・人生を豊かにしていくのだな、と感じました。熱く、生きます。
まとめ
今回は、3つ紹介させていただきました。ビジネス本と違って、知識やノウハウを身につけるためではなく、それを読むことそのものが目的になるような読書。
一見、人としての成長には合理的・効率的でないように見えますが、読みながら・読んだ後に、体の内側から湧いてくるもの(これを、思い・感情・勇気・熱いもの……などと言うのかもしれません)にこそ、人間を磨く栄養素が含まれているのではないかと思います。
余裕があって泰然としているオトナでいながら、本気で生きているイケおじになりたいと、読書を通じて思わせていただきました。ありがとうございました。
みなさんもぜひ、読んでみてください!
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