余裕のあるイケおじになるために心がけたい3つのこと。文庫「最後はなぜかうまくいくイタリア人」を読んでの感想。

内面を磨く

イケおじの内面としてよく見られるのが、「余裕があるかどうか」ですよね。

特に、男女問わず年下の人から見られたときに、年長者としての余裕が感じられるかというのは、その人がイケおじかそうでないかを感じ取る分かりやすい要素だと思います。

今回は、宮嶋勲さんが書かれた「最後はなぜかうまくいくイタリア人」という本を読んで、この余裕の持ち方について私の考えをまとめました。

私はイタリア人の方とお話ししたことはありませんが、刺激になる感性・習慣をお持ちであることが本書を読むと分かると思います。

この本を読んで、私がイケおじを目指すうえで実践しようと思ったのは3つです。

  • 1 目的の達成だけではなく、目的に至るまでのプロセスを楽しむ。
  • 2 自分の「カスタマー力」を上げる。
  • 3 好き・嫌いを言葉にして直観力を磨く。

あなたも、余裕のあるイケおじになるために、ぜひ参考にしてみてください。

目的の達成だけでなく、目的に至るまでのプロセスを楽しむ。

最終目的なあくまで最初の一歩を踏み出す方向を示してくれる北極星のようなもので、醍醐味はその過程、寄り道にあるのである。

最後はなぜかうまくいくイタリア人 宮嶋勲 日経ビジネス文庫

緻密な計画を立ててそれを遂行するということは、それ以外の可能性をつぶしてしまう可能性がある。訪れてくれるであろう多くの幸運の女神を、あらかじめ拒否してしまう恐れがあるのだ。

最後はなぜかうまくいくイタリア人 宮嶋勲 日経ビジネス文庫

二つともとても共感した内容です。

何となく、日本には何でもかんでも計画通りに遂行されるべし、という風潮がある気がします。しかし、全てがそうなってしまうと、人生における彩りや面白みが薄れると思うんです。

目的を達成できるかどうかよりも、その過程を楽しむ「余裕」があるとゴールも道のりもすべてが楽しいですよね。

私はいくつになっても挑戦できる大人でありたいとも思っています。挑戦できるかできないか、一歩踏み出せるか出せないかの違いが、この過程を楽しむマインドにあるのではないかと思います。

もちろん、期限が決まっていることや仕事などの影響範囲が大きいことにおいては、計画通りに進めるのが良いでしょう。何でもかんでも行き当たりばったりでは困ります。

でも、一事が万事そうなってしまうと、人としての魅力も半減してしまうと感じるのです。(例えば、人の遅刻やミスを許せなくなる、とか)

目的とそれることがあっても、「これはこれで楽しいね」と言える余裕を持ちたいと思います。

自分の「カスタマー力」を上げる。

すべてが完璧に作動しているということは、それを作動させている人がいるということだ。完璧なサービスを実現することはそれを支える犠牲が必要ということでもある。1分も遅れない新幹線、完全にクリーンな車両の背景には、マニアックなまでの仕事をする人たちがいる。日本はサービスを受けるほうには最高だが、それを提供するほうにはかなりの緊張感を強いる、過酷な労働を課するシステムなのではないだろうか。

最後はなぜかうまくいくイタリア人 宮嶋勲 日経ビジネス文庫

私が言う「カスタマー力」とは、自分が客として振る舞うときの力のことです。

日本では「お客様は神様」という言葉があることからも、サービスを提供する側にその質を磨くべきという風潮があるように感じています。

それはサービスをする側が考えることであって、サービスを受ける側が声高に・義務のように言うことではないと、私は思います。

そして、人々が「カスタマー力」を磨くことで、一人一人がより良いサービスを受けられるようになるとも私は思っています。

サービスをする側の人も、感情を持った人間です。自分を邪険に扱うAさんと丁寧に振る舞うBさん、どちらに対して「良いサービスをしよう」と思うかは、自然と想像できるはず。

カスタマー力を磨く上で私がしているのは、

  • 目を見て笑顔で挨拶をする。お願いします、ありがとうございます、など。
  • 可能な限り、具体的な事象をもって伝える。●●が良かったです、など。

(サービスの内容やケースにもよりますが)

  • 返事を早くする。
  • 要望をはっきりと伝える。
  • 要望の意図や背景を伝える。
  • 自己開示する。

などのことです。

もちろん、私も完璧な人間ではないので、できていない時もあります。日々精進ですね。

どんな人だったら、相手の方は良いサービスをしたいと思うかを想像して、カスタマー力を上げていきたいと思います。

好き嫌いで直観力を磨く。

子どものときから「好きか、嫌いか」で人生を生きてきたイタリア人は、直観をかなり磨いている。「好き嫌いを言うことは我儘なのでいけないことです」と言われて育った日本人は、この直観を磨くチャンスを多く失ってきた。

最後はなぜかうまくいくイタリア人 宮嶋勲 日経ビジネス文庫

いつからか、好きなこと・嫌いなことをハッキリと言わなくなった自分がいます。

悪くないですね、何でも好きです、どちらもでもよいです、合わせますよ、問題ないです、Aの方が「良い」と思います……。

子どもたちを見ていると感じることですが、彼らは好きか嫌いかをとてもシンプルに答えています。そこに「なぜ」なんてものは、あってもなくてもいい。そしてハッキリ言ってくれた方が「相手」も嬉しいという場面も多くある。

もちろん、ハッキリ言わないコミュニケーションもスキルの一つで、有用です。相手への思いやりや配慮の表れでもあります。でも、それが「すべて」になってしまうと、本当に「何でもいい」自分になってしまいます。

自分の好き嫌いを含めて気持ちを、ストレートにハッキリ言葉にできる大人には、ある種の「余裕」を感じます。私もそういうイケおじになりたい。

まとめ イタリア人に学ぶ大人の「余裕」

今回の本を読んで、イタリア人の過去でも未来でもなく「今」を生きる習慣・文化に魅力を感じ、刺激を受けました。

それを私は「余裕」という表現で解釈したわけですが、この「余裕」というのは人間性や人生を豊かにするうえで、必要な要素であると思います。

また、カスタマー力のところでも書いた通り、それが周囲の人や世の中をよくすることにも繋がるのではないかと想像しています。

余裕がただよう紳士、ゆとりのあるイケおじ。そうなれるように日々取り組んでいきます!

ぜひあなたも、本書を読んで「大人の余裕」を学んでみてはいかがでしょうか。

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